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情報とは何か

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データとは「記録」である(「データとは何か」参照)。
記録は、人の頭(の中の脳)やコンピュータ(の中の記録デバイス)、本や雑誌などにある。
その内、コンピュータと人の頭の中の記録を「記憶」と呼ぶ。

人の頭の中の記憶には、価値を生む記憶と、価値を生まない記憶がある。
その内、価値を生む記憶を「情報」と呼ぶ。

よって、情報とは「価値を生む記憶」である。
(記憶が保存された認識であることは言うまでもない)

対して、世の中はどう考えているのだろう。
辞書によれば、情報とは下記のものである(デジタル大辞泉)。

① ある物事の内容や事情についての知らせ。
② 文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され、受け手に状況に対する知識や適切な判断を生じさせるもの。

しかし、①の「知らせ」は限定的であり、汎化が不十分と言わざるを得ない。
②の「文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され」も「受け手」も「状況」も「知識」も「適切な判断を生じさせるもの」も限定的だ。

実際には、例えば単に目に映った情景など、「知らせ」でもなく、「文字・数字などの記号やシンボルの媒体によって伝達され」たものでもなく、「受け手」として得たものでもない情報もある。
誰かの空想など、「状況」でも「知識」でも「適切な判断を生じさせるもの」でもない情報もある。

世の中は、情報とは何かが分かっていないのだ。
「情報化時代」に突入して数十年経つにも関わらず、である。

なお、世の中では、コンピュータ、本や雑誌など、人の頭以外にあるデータも情報と呼ばれることが少なくない。それらは価値を生むことがあるからだろう。

しかし、価値は人の頭の中にしか生まれない(「価値とは何か」参照)。
コンピュータ、本や雑誌のデータは、人の頭の中に記憶としてコピーされて、はじめて価値を生む情報になる。

そう考えると、人の頭以外にあるデータは、情報になるものではあっても、情報ではないことになる。
つまり、情報は人の頭以外にない。

一つ、データと情報が何かが分かると分かることをあげておく。

優れたコンサルタントは、自らが作成した報告書を見て「こんなの、ただのデータだよ」と言うクライアントにたった一つの視点を与えるだけで、「なるほど、確かに情報だね」と思い直させることができる。
同様に、企業は、顧客の頭の中にある商品についてのデータを、一瞬にして情報に変えることができる。

商品についての顧客の記憶には、かつては情報であったものを含めて、古いデータがある。
だから、企業は、商品自体は何も変えなくても、新商品を出さなくても、商品についての顧客の記憶を少しいじってあげるだけで、顧客の頭の中に商品価値を生むことができる。

そして、古いデータが多ければ多いほど、その効果を多く出すことができる。
商品についての顧客の古い記憶は、実は、宝の山なのである。

Good? or Not Good?

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