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商品価値とは何か

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「事物が何か」は、その事物の本質が規定する(「本質とは何か」参照)。
よって、商品価値が何かは、商品価値の本質が規定する。

「事物が何か」は「概念」でもある。
事物の概念には、その事物の本質を偶有性(本質以外の属性)とする上位概念がある。また、その事物の偶有性を本質とする下位概念がある。
上位概念の本質を共有し、併せて個々に異なる本質を持つ並列概念もある。

ここでは、概念の上位・下位の関係を利用することによって、商品価値の本質を見極め、商品価値とは何かを求めることとする。

商品価値は、読んで字のごとく、価値の一種である。
価値とは「感情を引き起こす認識の作用」である(「価値とは何か」参照)。
ならば、商品価値の本質は、価値の本質である「感情を引き起こす認識の作用である」という属性に何らかの属性(価値にとっての偶有性)を付加したものとなる。

そして、その何らかの属性として「対価と交換される」が考えられる。
また、「感情を引き起こす認識の作用である」に「対価と交換される」を付加した「対価と交換される、感情を引き起こす認識の作用である」は、商品価値すべてに共通し、他の事物すべてに共通しない属性、すなわち、商品価値の普遍的な特徴である。

ゆえに、商品価値の本質は「対価と交換される、感情を引き起こす認識の作用である」という属性である。
よって、商品価値とは「対価と交換される、感情を引き起こす認識の作用」である。
短縮すれば、商品価値とは「対価と交換される価値」だ。

なお、一般的に、顧客は商品を買っていると考えられているが、それは誤りである。
顧客は、商品ではなく商品価値を買っている。
だからこそ、商品価値がない商品は買われない。
そして、このことは、顧客は商品を買っているとの考えと矛盾する。

こうした誤りや矛盾は、世の中が商品価値とは何かを分かっていないことに起因する。
その中で、近年、商品を買わずに必要なときだけ借りる(シェアする)、すなわち、必要なときだけ商品価値を買う経済、シェアリングエコノミーが広がっている。

世の中も、少しずつではあるが、商品価値の本質に迫りつつあるようだ。
いずれ、商品を所有すること自体に高い価値を感じる場合を除き、誰も商品を買わなくなるのかもしれない。

ちなみに、事物の価値は事物にはなく、事物を認識する人の頭の中にあるように、商品の価値は商品にはなく、商品を認識する人の頭の中にある。
このことを分かっている企業ほど、大きな業績を出しているようである。

③ 商品価値とは何か

Good? or Not Good?

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